そして、もっとたくさんの「なりすまし」がいる

 こうした「あげます、贈ります」という人たちが出てくると、不思議と必ず湧いてくる人たちがいる。贈る人たちの「なりすまし」だ。

 典型的なケースでは、「あげます」本人のプロフィールアイコンを盗用し、少しだけ変えて似たようなアカウント名を付け、「あげます、贈ります」という本人と同じSNSに現れる。

 なりすましがたくさんいるのも、やはり前澤氏。「100万円を配っている前澤という人がいる」という評判があまりに広まりすぎたのか、Facebookを検索すると、何十人というニセモノの前澤氏が現れた。本人は「Twitterでしか配っていない」と言っているのに、だ。

前澤氏の、最初のお年玉企画のときからいた「なりすまし」。ニセ当選メールを発送していた。前澤氏の、最初のお年玉企画のときからいた「なりすまし」。ニセ当選メールを発送していた。
FacebookやTwitterの「お金あげます」おじさんは、本当にお金をくれるのかFacebookを探すと、ニセ前澤氏の札ビラビデオが今も残っている

 前澤氏のなりすましではないが、前澤氏の影響なのか「100万円」「商品をプレゼントします」と言いながら、実際には送らないアカウントもたくさんある。