今回のまとめ

 ここまでの話をまとめよう。SNSの「お金あげます」は、本当にお金をくれるのだろうか?

・SNSに「お金をくれる」人は、まれに存在する。しかし、その何倍もの数のなりすまし・ニセモノがいる。常に「ニセモノでは?」と疑ってかかるべし。
・本当にお金やギフト券などをくれるアカウントは、必ずその対価(フォロー、RTなど)を求めてくるはず。何もしないのに何かをくれるというアカウントは疑うべきだ。
・SNSで応募した「プレゼント」案件の当選メッセージが来たら、送り主はあなたがフォローしたアカウントかどうかをまず確認。
・なりすまし・ニセモノの目的は大体がカネ。手数料・保証料名目で取ろうとする。あるいは個人情報やクレジットカード情報を登録させようとしてくるので注意。
・「電子マネーの番号を教えて」などと言ってきたら間違いなく詐欺。相手にせず「無視」。
・「クレジットカードの番号を入れて……」などの表示もインチキ。脅してくるものもあるが、無視してページを閉じればOK。

 筆者とて人間である。プレゼントがもらえるなら欲しいし、「一度くらい、誰か100万円くれないかな~」と思わないわけではない。こうしたアカウントに応募したくなる気持ちは分かる。しかし、SNSにはたくさんの「悪い奴」がいる。せめてこの記事を読んでくれた方には、だまされないでほしいと願うばかりだ。