生命保険法人契約の税務取扱の変遷、大局を掴むための2つのポイント

 生命保険の法人契約に関する税務取扱は、保険業界と課税当局との「せめぎ合いの歴史」と言っても過言ではないと思います。

 令和元年の法人税基本通達の改定(いわゆる「バレンタインショック」)と令和3年6月に予定されている所得税基本通達の改定(いわゆる「ホワイトデーショック」)と、相次いで法人生命保険に関する税務取扱が変更されていますが、令和年度に入ってからの改定だけを見ていると全体像が分かりにくいので、昭和55年の法人税基本通達制定から令和3年の所得税基本通達の改定までを一覧表にまとめてみました。