――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  芸能界の結婚でも、ハネムーン期間はこれより長い。  17日発表された米通信大手AT&T傘下のディスカバリーとワーナーメディアの経営統合計画は、両メディア企業の株主にひとまず好感された。ディスカバリー株は同日、10%高で寄り付いた。ニッチなケーブルコンテンツ企業がたちどころにハリウッドの大手になるとの見通しが買い材料となった。一方、AT&Tはメディア事業に資金を投じることなく本業に専念できるとの観測を背景に、株価が4%近く跳ね上がった。同社のメディア事業は以前から投資家受けが悪かった。