米石油大手エクソンモービルに対して気候変動リスクへの対応を強化するよう求めていた物言う株主(アクティビスト)が、3つ目の取締役ポストを獲得する可能性が高まっている。経営への影響力がさらに強まりそうだ。エクソンは2日、先週開催した年次株主総会の投票結果について、最新情報を公表。それによると、新興ヘッジファンド、エンジン・ナンバーワンが推薦した3人目の候補者を株主が支持したことが示された。エクソンによると、最終結果はまだ認定されていない。内情に詳しい関係筋は、確定には数日から数週間を要する可能性があると話している。ダレン・ウッズ最高経営責任者(CEO)は「長期的な株主価値を拡大し、低炭素の未来において成功するため、全取締役と協力し、これまでの進展にさらに成果を積み上げていくことを楽しみにしている」とコメントした。