米連邦捜査局(FBI)のクリストファー・レイ長官によると、FBIは約100種のランサムウエア(身代金要求型ウイルス)を巡り調査中で、その出どころは多くがロシアのハッカーだ。  レイ氏は3日のウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、現在の相次ぐサイバー攻撃について、2001年9月11日の同時多発テロが引き起こした問題と比較して語った。  レイ氏は「多くの類似点があり、多くの重要性がある。われわれは破壊と防止に多くの注意を払っている」とした上で、「政府機関のみならず民間部門全体、さらには一般の米国人も含めて共同責任がある」と述べた。