自然のままの姿を残す潟
「木場潟公園」(小松市)
「木場潟」(きばがた)は加賀三湖のひとつで、唯一干拓されずに自然のままの姿を残しています。1982年10月17日に県営公園として開園、2015年には全国植樹祭が開催されました。周辺の田園風景と調和するように整備され、野鳥や水生植物が生息しています。4つの園地を1周6.4kmの園路が結び、ウオーキングやジョギング、レンタルサイクル・ボート、流し舟、パークゴルフなどを楽しめます。水郷風景は「いしかわの自然百景」にも選ばれています。
●夏のアクティビティ「遊泉寺銅山ものがたりパーク」(小松市)
遊泉寺銅山は、かつては広大な敷地に1000人余りが働き、大きな鉱山街を形成していました。閉山後、一帯は美しい緑が生い茂り、四季折々の花が豊かな里山を彩っています。当時の貴重な遺産を後世に伝える「遊泉寺銅山ものがたりパーク」が、今後、小松市の学びの拠点となるとともに南加賀地域の産業文化交流の場として活かしていくことを目指しています。
・URL:https://kankyo-okoku-komatsu.jp/article/234/
●こまつの杜(小松市)
建設機械のコマツが創立100周年を記念してリニューアルしたこまつの杜が6月にオープンしました。新しく超大型油圧ショベルPC4000が増えたほか、従来の建物を改装し、「わくわくコマツ歴史館」「わくわくコマツキッズ館」として新たに生まれかわりました。新しい体験エリア「わくわくコマツ未来館」も増え、子供から大人まで楽しめます。
※開園・開館状況については、こまつの杜のウェブサイトで確認してください
・URL:https://komatsunomori.jp/
【番外編】
小松の石文化~日本遺産サミットが
11月13日(土)・14日(日)に開催!
人々の暮らしやまちの景観を生み出している小松の石文化は、2300年もの長い歴史のなかで育まれてきました。代表的な「滝ケ原石切り場」や「観音下石切り場」は産業遺産として日本遺産に登録されています。2021年11月には小松市で全国の日本遺産が集結し、その土地に根づく産業や文化や伝統を発信し、日本遺産の魅力を体感できる「日本遺産サミット」が開催されます。北前船寄港地、船主集落の「安宅」とともに小松の「日本遺産」を発信します。
滝ケ原町で切り出された石材は、鳥居や灯篭、墓石などに使用され、日本各地へ運ばれました。明治後期から昭和初期にかけて滝ケ原石で造られたアーチ型石橋群(市指定文化財)は、町の石工が京都でアーチ型橋の技術を学び、その技術を小松に持ち帰ったことで生まれました。外国からの石橋の伝来があった九州地方以外でアーチ型石橋群や石切り場を一緒に見ることができるのは、この滝ケ原町だけです。
・URL:https://allkaga.com/
魅力がいっぱいの夏の“加賀の國”、いかがでしたか。