米中「新冷戦」時代、中国国債を「持つリスク」「持たないリスク」Photo:PIXTA

ニクソンショックから半世紀
米中「新冷戦」新たな転換点

 8月15日は1971年に米国のニクソン大統領が金とドル兌換停止を突然表明し、戦後世界経済の大きな転換点になってから50周年だった。

 このニクソンショックから1カ月前の7月15日が「もう一つのニクソンショック」とされたのは、ニクソン大統領が北京訪問の意向を発表(訪中は72年)、米中が国交回復に電撃的に動いたからだ。

 戦後国際政治の大きな転換であり、同時にその後の中国の台頭の出発点になったが、50年後、再び米中は「新冷戦」に踏み出している。

 筆者は世界的な超低金利環境のもとでの深刻な運用難のなかで、運用フロンティアの一つとして中国国債を挙げてきたが、多くの市場参加者にとって米中対立による地政学的なリスクを抱え、中国国債へのアレルギーが強いことも確かだ。

 中国国債を「持つリスク」と「持たないリスク」をどう考えるべきか。