「見えないと忘れてしまう」性質に
自分自身が振り回されてはいけない

 このタイプの人の部屋が散らかっていく経緯を、ざっと書き出してみます。

 1)埋もれて分からなくなるのが嫌なので、目立つ場所に置いておく
 2)1)のまわりに徐々にモノが増え、置いたモノが見えなくなっていく
 3)見えなくなったモノは記憶も薄れやすいので、気軽に買い直せるものは買ってしまう
 4)大事なモノは埋もれないように、さらに別の場所に置くようになる
 5)4)のまわりにも徐々にモノが増え、置いたモノが見えなくなっていく

  以下、1)~5)の無限ループです。

 こうして徐々にモノが増え、さらにごちゃ混ぜの状態で散らかっていきます。

 すべてのモノを出しておけば、そのうち見えるモノが増え過ぎて、結局分からなくなってしまうのは当然のことです。「見えないと嫌」という感覚は尊重すべきですが、その感覚に振り回されて、損をするのでは意味がありません。以下の方法で、自分ともっとうまく付き合っていきましょう。