「見えないと忘れる」不安の解消法(3)
なる早で自分の片づけ実績を作る

 さて、(1)(2)では具体的な仕組みづくりの話をしました。

 ただし、最初にお伝えした通り「見えないと忘れてしまう」タイプの人は「しまうことへの不安」が非常に大きいもの。いくら便利な仕組みを作っても「忘れそうで不安だから、ちょっとそこに置いておきたい」と考えてしまう癖は、そう簡単に変わりません。

 なので、「片づけ習慣をつける」のではなく、ご自分の「不安でザワザワする気持ちと向き合ってみる」つもりで、始めてみてください。しまわずにちょい置きしてしまったら「やっぱり片づけられなかった」ではなく、「ああ、今不安に感じたんだな」と考えるのです。

 そうすると、次に何をすればいいかもポジティブに捉えやすくなります。

・これは「忘れてもいいモノ」だから捨てようかな
・これは「大事なお知らせのカタマリ」に追加すれば忘れないな
・出ているモノが増えて目がチカチカしてきたから、減らしたほうが良さそうだな

 まずは三日坊主を目指しましょう。「見えなくなって忘れそう…と思ったけど、大丈夫だった!」という小さな体験を繰り返すと少しずつ自信がついてきます。

 今回は「見えないと忘れてしまう」傾向のある人向けの片づけアドバイスをまとめてみました。人によって感じ方・見え方が違うのは当たり前。これなら大丈夫だ、という自分なりの手応えをぜひつかんでくださいね。

(家族の片づけコンサルタント sea(しー))