昼食後、眠くならないための3つのコツ

 次の優先事項は食事です。
   私は、一日3食を絶対に守ります。これは食事で栄養補給という意味以外に、常に血糖値を維持しておく、脳に十分な栄養を送るという意味があります。

 しかし、食べる量には注意して下さい。昔から、「朝食は金、昼食は銀、夕食は銅」と言われますが、私の場合、「朝食:昼食:夕食=1:2:1.5」の配分を目指しています。

 朝からお腹いっぱい食べると、消化吸収するために内臓に血液が流れすぎ、脳への血流が減ります。朝からフルスロットルで働かなければならないビジネスパーソンは、脳への血流が不可欠です。朝食を一切取らないのは論外ですが、取りすぎるのも考えものです。
   私の場合、昼食の比率が高めです。これは食事には楽しみの要素がありますので、昼食くらいは好きなものをやや多めに食べたいと思うからです。

 しかしここでも懸念が1つ。
「昼食をお腹いっぱい食べると午後の仕事が眠たくなるのでは?」
   食べ過ぎて眠くなってしまった経験は皆さんあると思います。それを避けるには、次の3つが効果的です。

1.昼食前にコーヒーや緑茶を飲む
2.ゆっくり食べる
3.よく噛んで食べる

 昼食前にコーヒーや緑茶を飲むのは、眠気防止効果があるカフェインを体内に取り入れるためです。実は、カフェインの血中濃度が最大になるには15~30分ほどかかります。食後のコーヒーや緑茶ではカフェインの眠気防止作用にタイムラグが出てしまいます。早めにカフェインを摂取するのがポイントです。
   この場合、熱いコーヒーや緑茶の方がカフェインの体内への吸収が早いと言われています。

 ゆっくりとよく噛んで食べると、脳の満腹中枢が刺激され、少ない食事でも満腹感を得ることができます。少ない食事で済むということは、消化管に流れる血流も少なくて済むということです。
   また、よく噛むことで口の中で十分に食べ物が砕かれ唾液と混じり合い、胃や小腸での消化吸収を助けることにつながります。その分、消化管への負担を減らせるのです。

 この3つはすべて今日からできる眠気防止策です。ぜひ取り入れてみて下さい。