関西の中堅私立大学の代表格、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学。いわゆる「産近甲龍」と呼ばれるこの大学群の中で、2校に受かった場合に選ばれる大学はどこか?特集『MARCH・関関同立に下剋上なるか!?日東駒専・産近甲龍』(全19回)の#4では、「ダブル合格進学率」から「産近甲龍」の人気と序列の実態をあぶり出す。併せて「関関同立」への下克上は可能かも検証。(ダイヤモンド編集部 山出暁子)
関西の有力中堅大「産近甲龍」
ダブル合格データで序列が判明!
関西の有力中堅私立大学グループといえば「産近甲龍(京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学)」。中でも、8年連続「志願者数日本一」を誇る近畿大学は、積極的な大学改革や興味深い取り組みの数々から、注目度は群を抜く。だが、産近甲龍というグループ内で二つの大学に合格した場合、実際に入学先として選ばれる、人気が高い大学はどこか?
それは、両方の大学に受かった学生が、どちらを入学先として選んだかを示している「ダブル合格進学率」のデータをみれば分かる。ここからはそのデータを基に産近甲龍内の真の序列を見ていこう。さらに、産近甲龍内の大学が、関西の難関私大「関関同立(関西大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学)」の大学を追い抜く下克上はあるのか。あるいは「摂神追桃(摂南大学・神戸学院大学・追手門学院大学・桃山学院大学)」の追い上げに産近甲龍は耐えられるのか?次ページで検証していく。