日東駒専&産近甲龍#12Photo:PIXTA

2022年度の私立大学入試まで残り3カ月。今から日東駒専や産近甲龍を目指して合格は可能なのか?日本初の「授業をしない予備校」で知られる武田塾。その特徴は、各教科で優れた“市販”の参考書を選出し、「早慶ルート」など志望校別に学習スケジュールを組むことにある。特集『MARCH・関関同立に下克上なるか!?日東駒専&産近甲龍』(全19回)の#12では、「今から本格的に受験勉強を始めても、この参考書を完全に物にすれば日東駒専・産近甲龍に合格可能」という武田塾に、英語・国語・社会のお薦め参考書から、学習スケジュールの組み方、併願作戦までを伝授してもらった。(ダイヤモンド編集部 宮原啓彰)

現在「D判定」でも諦めない!
武田塾が明かす「合格大作戦」とは?

 今年もはや11月。私立大学の一般入試本番まで残すところ3カ月だ。だが、今日から本格的な受験勉強を始めたところで、「日東駒専」や「産近甲龍」への合格は不可能だ、と諦めるのはまだ早い。

「今は模試でD判定や偏差値40台でも、文系であれば日東駒専・産近甲龍に手が届く。要は受験勉強のやり方次第だ」と断言するのは、武田塾の教務、高田史拓氏だ。

 武田塾は、全国400校舎を展開する大学受験に強い大手学習塾。その指導方針の特徴は「授業をしない塾」という点にある。それは何も手抜きではなく、生徒の「自学自習」をより重視しているためだ。

 高校や予備校の授業による「理解(わかる)」の次の段階、つまり生徒が自らの頭と手を働かせて解答できるかどうか「やってみる」こと、さらにそれを反復して「できる」ようになることで最速で偏差値を上げられる、という。

 そして、この自学自習の肝といえるのが使用テキスト。全て武田塾が厳選した“市販”の参考書なのだ。参考書を軸として作られた志望校別のカリキュラムに沿って、一冊一冊を完璧に物にしていけば、おのずと志望大学の合格レベルに到達できるというわけだ。

 以前、『早慶に自宅学習だけで合格!英・数・国「最強の市販参考書」&学習法を武田塾が伝授』でも、その「早稲田大学ルート」を紹介したが、今回は入試本番までの残り3カ月で「日東駒専」と「産近甲龍」に手が届く、武田塾流の英・国・社の市販参考書リストと学習スケジュール、さらにあわよくば「MARCH」や「関関同立」も狙いたい受験生に向けた併願術について、「やってはいけない併願」を含めて伝授しよう。