クレディセゾンの現役CEOが断言
「答えは明確」の中身とは?

 その疑問に対する2人のプロフェッショナルの答えをご紹介します。回答者の1人は、クレディセゾンの現役CEO(最高経営責任者)である林野宏会長CEOです。

『「社長へ上りつめる人」と「部長で止まる人」の差は?クレディセゾン会長の超納得の答え』という記事の中で、「答えは明確」と断言しています。

 その林野氏の答えがこれです。

「トップへと上りつめる人というのは、今、自分が係長であれば課長、課長であれば部長、部長であれば役員というように、ワンランク上の人たちを見ながら、『どうすればそこへ行けるのだろうか』ということを常に考えています。いつもワンランク上の人を目標にして、彼らとコミュニケーションをとりながらノウハウを吸収し、絶えず学習しているのです」

「そのためには、たとえば週休2日の休日のうち1日は、ビジネスのノウハウを身に付けるトレーニングの日に充てるなど、常に向上心を持ち続ける必要があります。会社の研修だけではだめです。これからは会社の発想を超えていかないといけないのですから」

 常に向上心を持ち続け、出世・昇進する準備ができている人こそ、「社長へ上りつめられる人」というわけですね。

 では、ヘッドハンターの視点からはどんな答えが返ってくるのでしょうか?

経営幹部級の転職を支援してきた
ヘッドハンターの答えは?

 もう1人の回答者は、経営幹部級のハイクラス転職で何人もの支援をしてきたクライス・アンド・カンパニーの丸山貴宏代表取締役です。

『「部長止まり」の人と役員にたどり着く人の決定的な差』という記事の中で、「部長と役員の違いは何か」というポイントから答えてくれています。