定年まで働くなんて無理……生涯賃金2億円を株式投資で稼いでしまおう! そう決意した入社3年目、知識ゼロの状態から株式投資を始めた『割安成長株で2億円 実践テクニック100』の著者・現役サラリーマン投資家の弐億貯男氏。年間平均利回り30%で資産を増やし、当初の計画を前倒しで2億円達成! 忙しい会社員でも再現性が高い「100の実践ノウハウ」を徹底伝授!

【現役サラリーマンが株式投資で2.5億円】億り人がやっていない投資活動とは?Photo: Adobe Stock

株主総会に参加するより
決算説明会をチェック

私は1度も株主総会に参加したことがありません。その理由は2つあります。

1つ目は、株主総会は平日に開催されることが多いため、会社員である私は出席しにくいこと。

2つ目は、株主総会が儀式的な内容になりがちで、出席する積極的な意義が見出せないこと。

あらかじめ定められた議事進行ルールに従って議長が総会を進行し、営業・監査報告、議案承認などを粛々と行っていくだけですから、個人投資家がわざわざ参加するメリットをあまり感じないのです。

コロナ禍を経てオンライン株主総会が主流となり、会社員でも参加しやすくなったとしても、私は積極的に参加するつもりがありません。

私は株主総会よりも、決算説明会のほうを重視しています。

決算説明会は、残念ながら個人投資家の参加が認められておらず、出席者はマスコミやアナリストなどに限られます。それでも、最近では決算説明会のライブ配信をする企業が増えています。

ライブで観られなくても、決算説明会の当日には決算説明資料がホームページにPDF形式などでアップされます。

決算説明資料では、まずは売上高・営業利益・経常利益・当期利益・配当といった比較的わかりやすいデータをチェックします。続いて、「今期はこうした事業を展開し、売上高がこれくらい伸びた」とか「来期以降は、こうした事業に取り組みたい」といったコメントにも目を通します。

決算説明資料はそれほど長いものではなく、難しいことが書かれているわけでもありませんから、全部目を通すといいでしょう。

私が決算説明資料を読み込むのは保有銘柄と、動向を追っているウォッチリストのなかでも「株価がもう少し下がったら、買いたい」と注視している銘柄です。