つみたてNISAは「渾身の1本」で勝負すべし!最適なファンド選びの6つの条件写真はイメージです Photo:PIXTA

つみたてNISAを始める人が続々と増えています。特に40代以下で始めた人が多いのですが、制度をしっかり理解し、腰を据えて長期資産形成するための行動をとっている人は少ないです。3月発売予定の拙著『最新版 つみたてNISAはこの9本から選びなさい』の内容を基に、選択の条件を解説していきます。(セゾン投信代表取締役会長CEO 中野晴啓)

どれを選べばいい?迷える初心者の適切な選び方の指針

 つみたてNISAの累計が472万7000口座を超えました(2021年9月末時点)。年代の内訳は40代以下が7割を占め、一般NISAが50代以上で7割を占める旧来型世代分布と異なります。現役世代が主役の投資非課税制度として定着に向かっており、近い将来に生活者社会に深く一般化する可能性が高まってきたといえましょう。

 他方でつみたてNISA口座は開設したが、未だ運用を始めるに至っていない空っぽ口座数も多いという事実もあります。あるいは、ネット証券などでポイントが付与されるからやってみたといった人も多く、同制度の本来主旨をしっかりと理解して、腰を据えた長期資産形成を目的に行動を起こしている人ばかりではないことも現状の課題です。

 また制度の仕組みにも課題があります。

 非インデックス(アクティブ)系ファンドは5年超の運用期間と、当該期間内の3分の2以上の期間で資金流入実績が必要など、つみたてNISAの対象商品となるには登録要件が厳しいことが、壁となっています。このため、運用会社の都合で新設ファンドでの登録が許されるインデックス系ファンドの登録数が続々と増えて、現在では200本を超える乱立状態になってしまっているのです。利用者側の商品選びへの悩みはますます深まっていることでしょう。