日米テンバガー投資術#5Photo:Witthaya Prasongsin/gettyimages

投資の要諦は「良い会社を、安く買うこと」に尽きる。では、暴落時にどんな投資先を仕込めばよいのか?特集『今こそチャンス!日米テンバガー投資術』(全16回)の#5では、米ゴールドマン・サックスを経て、香港大手資産運用会社のファンドマネジャーなどを務めてきた相場のプロが、12のポイントから指南する。(ダイヤモンド編集部 竹田幸平)

「良い会社」を見極めるための
12のチェックリストを開陳!

 投資の要諦は「良い会社を、安く買うこと」。成長性を見極めながら「安く買う」(割高な水準で買わない)方法は本特集#6『スノーピーク、チェンジ…高成長株の買い時は?元GSバンカー開発の分析ツールで割高度を検証』)で解説するが、ここでは「よい会社」の見極め方について、プロが直伝していこう。

 フィンテックベンチャー、スタイリィがこのほど展開し始めた投資判断支援ツール「propro(プロプロ)」では、機能の一つに「よい会社」を見極める12のチェックリストがある。

 同社創業者の中村岳嗣氏は、元ゴールドマン・サックス証券アジア副会長補佐役。その後、ゴールドマン株式運用部、米系ヘッジファンドなどを経て、香港最大手の資産運用会社PAGで上場株式の運用責任者を務めていた。

 次ページでは、中村氏がファンドマネジャーとしての経験を基に、投資判断の黄金律である「よい会社の条件」を明文化。新たなツールの機能に実装した、あなたの投資先がよい会社かどうかを見極めるための12のチェックリストについて、注意点と共に明らかにしよう。