5.2LのV10自然吸気エンジン
トップスピードは310km/h

 ドライバーの背後に縦置きされているのは、もちろん5.2LのV10自然吸気エンジン。最高出力640hp、最大トルク565Nmというハイスペック。

 駆動方式にリア駆動(2WD)をチョイスしたのはスーパートロフェオ譲りである。トップスピードは310km/hだ。

 注目点として、ドライビングモード(=アニマ)とブレーキ、タイヤを挙げておく。アニマにはスタンダードモデルとは名称が異なる3つの特性、“STO”、“トロフェオ”、“ピオッジア”を用意。日常的には“雨”という意味のピオッジアが最適だろう。ブレーキは量産ロードカーとして初めてCCM-RというF1由来のブレンボ製システムを装備。タイヤはブリヂストン製ポテンザスポーツを装着する。

 サーキットを駆け抜けて何より驚いたのは、正確なハンドリング性能とダイレクトなエンジンレスポンスだった。この2つが揃った結果、凄まじく速いラップを刻むことができた。まさにスーパーな走り、生粋のマシンである。

(CAR and DRIVER編集部 報告/西川 淳 写真/Lamborghini)

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