日々の業務に取り入れる育成コミュニケーション

 ここからは、すでに複数の企業で導入されて成果を上げている、新人や若手社員の育成に効果があるコミュニケーションの方法をイラストで紹介します。

(1)ザッソウタイム

 業務時間中にあえて、雑談や相談の時間を設ける試みです。特に2020年度・2021年度入社の社員の中には、ほとんど出社したことがないという人も少なくありません。人間関係を築くのが難しい環境下、ぼっち社員をつくらないためにも有効な方法です。

(2)壁打ちタイム

 新しい企画を考えるときなど、一人で考えてもなかなかいいアイデアが浮かばない場合には、他の社員にもお願いして、一緒にアイデア出しをしてもらいましょう。その際は自分と違う世代や経験をしてきたような人(若手、別部署の社員など)に声を掛けると、思いがけない意見やいいアイデアがもらえる可能性が高まります。

 新人・若手と話すいいチャンスなので、積極的に声をかけていきましょう。コミュニケーションが活性化するだけでなく、相手にとっても「役に立てた」とモチベーションが上がる機会になります。