選別される生保・損保・代理店#6Photo:Terry Vine/gettyimages

東京海上日動火災保険といえば、保険業界の中でもとりわけ給料が高いことで知られるが、そこには変化の兆しが見えるという。特集『選別される 生保・損保・代理店』(全28回)の#6では、東京海上で出世するために必要なことなどについて、赤裸々に語ってもらった。(聞き手・構成/ダイヤモンド編集部 藤田章夫、片田江康男)

【座談会参加者】
・やなぎ:元東京海上日動火災保険社員(Twitterアカウント@yanagi_092)。30代後半、有名国立大学文系卒、損害サービスと本社のコーポレート部門 「東京海上・残酷日記」が業界で話題
・A:元東京海上社員。20代後半、有名国立大学理系卒、損害サービス
・B:元東京海上社員。30代半ば、有名国立大学文系卒、地方営業・企業営業

元東京海上日動社員が語る
昇進・昇格、給料の現実

――最近、東京海上日動火災保険では昇進・昇格のスピードが落ちていると聞きます。

やなぎ:Stage制度が運用されており、A・B・C・D・Eと5段階に分けられます。

 役職でいうと、Aが新人で役職なし、Bが副主任、Cが主任、DとEは課長代理です。年次によって、ステージが上がっていくのですが、足元では昇格が遅れる人が多数発生しています。