相続税対策の王道「生前贈与」がNGに!?相続と贈与のルール改正で、生前贈与を使った節税術が封じられる公算が高まっている。2022年の税制改正では継続審議となり“延命”されたことで、「駆け込み贈与」の節税チャンスが増えた。生前贈与を使う節税はいつまで可能で、どれだけ節税できるのか。特集『生前贈与 節税チャンスは今のうち!?』は、5月30日(月)から6月5日(日)までの全7回にわたって、タイムリミットが迫る生前贈与を使った節税術の最新事情をお届けする。
#1 5月30日(月)配信
生前贈与による節税が“延命”した理由、政府がつぶしたい「本当のターゲット」とは
相続税と贈与税の一体化――。生前贈与を使った節税術をつぶし、相続税を大増税するというこの言葉に業界は大騒ぎだ。いったい何が問題視されているのか。生前贈与を巡る税制改正の舞台裏を追った。
#2 5月31日(火)配信
「毎年贈与」節税の威力!資産3億円なら2回で936万円お得!?
生前贈与の節税術を封じる税制改正が継続審議となったことで、節税できるチャンスが増えた。相続税対策の王道といえる生前贈与の節税効果は、「毎年贈与」でさらに高めることができる。そして、非課税枠の年110万円を超えた贈与で、絶大な威力を発揮する。
#3 6月1日(水)配信
今、生前贈与をしたら税制改正後に損になる?得になる?有力3シナリオ別に判定!
相続税と贈与税の一体化によって駄目になる可能性が高い生前贈与を活用した節税術。税制改正の内容によって、有効な対策も変わってくる。生前贈与のルールはどう変わる可能性が高いのか。税制改正の有力シナリオ別の生前贈与の損得を検証した。
#4 6月2日(木)配信
駆け込み贈与「節税効果」早見表、資産3億円、子2人なら468万円節税!
相続税と贈与税のルール改正前に「駆け込み贈与」した場合の節税効果は、資産の額や子どもの数によって変わる。いったい幾ら贈与すれば、節税効果は最大になるのか。それを知るために、資産額や子どもの人数別の「節税効果」早見表を用意した。相続税と贈与税が一体化されるまでのチャンスを生かすために参考にしてほしい。
#5 6月3日(金)配信
「生前贈与」ルール改正で相談殺到!孫へ、息子の妻へ、第三者への贈与はどう変わる?
贈与税のルール改正で孫への贈与はどうなるのか――。生前贈与と聞けば、子どもへの贈与を想像する人が多いだろう。しかし「相続人以外」への贈与にも節税効果があるためニーズは高く、相談が殺到している。相続人以外への贈与の扱いはルール改正でどう変わる可能性があるのか。
#6 6月4日(土)配信
その贈与はちょっと待った!生前贈与に「向く家・向かない家」3つの条件
生前贈与や相続対策は節税効果があるとはいえ、実際に親子で話し合うまでのハードルは高い。いったいどんな家庭が生前贈与に向いているのか。どんな家庭はやめた方がいいのか。生前贈与に「向く家・向かない家」の三つの条件を探った。
#7 6月5日(日)配信
生前「一括贈与」3つの節税はいつまで利用可能?住宅資金、教育資金、結婚&子育て資金
生前贈与は相続税を節税する有効な手段だ。特に、住宅資金、教育資金、結婚・子育て資金の「一括贈与」には、今しか使えないお得な非課税枠がある。便利な節税術はいつまで使えるのか。一括贈与の三つの節税術の利用状況から今後を探った。
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