人工妊娠中絶の権利を認めた米連邦最高裁の「ロー対ウェイド判決」について、国民の3分の2以上が支持しており、どのような理由であれ、女性は合法的な中絶を受けられるようにすべきだとする意見が大半を占めていることが、ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)の世論調査で明らかになった。WSJとシカゴ大学の全国世論調査センター(NORC)による同調査は、連邦最高裁が1973年の「ロー対ウェイド判決」を覆す意向であることを示した草案が流出した後に実施された。最高裁が同判決を覆すことを支持しないと答えた回答者の割合は68%、支持するとの回答は30%だった。妊娠15週目以降の中絶を禁じることについては、34%が支持し、43%が反対、21%が支持も反対もしないとした。妊娠6週目以降の中絶禁止は30%が支持、49%が反対、19%が中立な考えを示した。
中絶の権利認めた「ロー対ウェイド判決」 米国民の過半数支持 WSJ調査
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