米国で発表された一連の経済指標が強弱まちまちだったことで、経済と金融市場に波紋を広げてきたドル高が一服した。  主要16通貨のバスケットに対するドルの価値を示すウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)ドル指数は、5月の高値から約2%下落している。5月は1.1%安だった。ドルを数十年ぶりの高値に押し上げた「じり高」が止まった。ドル指数は先週、0.6%高と、3週間ぶりのプラスとなっている。  ドルが下げたのは、経済状況にわずかな変化が生じているからだ。最近の経済統計によると、米消費者は急速なペースで支出を続け、就業者も増え続けている。