米連邦準備制度理事会(FRB)は26~27日に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を0.75ポイント引き上げることを決めた。前回の会合に続く大幅利上げで金融緩和の解除を加速する。約40年ぶりの高水準にあるインフレを抑制するため、今後も利上げを続ける姿勢を示した。今回の利上げで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジは2.25~2.5%となる。決定は全会一致だった。政策声明で当局者らは、前回会合以降、経済活動が減速している兆候があることを認めた。声明では「消費と生産の最近の指標は弱まっている。ただ、ここ数カ月の雇用の増加は力強い」とした。声明はこれまでの文言を踏襲し、追加利上げを実施することが適切になることが予想されるとした。