――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  市場の方向性を左右する投資家のムードの力が、先週は大いに発揮された。投資家たちは、非常に暗い気分から抜け出し、曇りがちなニュースの中からさえ、株価を支える幾筋かの光を見いだした。  こうした光の中で最も重要だったのは、7月27日に米連邦準備制度理事会(FRB)が0.75ポイントの利上げを決めた後のジェローム・パウエルFRB議長のコメントに対する投資家の解釈だ。パウエル氏はついに今回、FRBの次の動きに関するガイダンスを示すのを見送った。