――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  ソフトバンクの孫正義最高経営責任者(CEO)は、過去最大の赤字を計上したことについて、きまり悪さと反省の言葉を口にした。少し謙虚になれば、ソフトバンクの猛烈な投資スタイルは変わり、おそらく長期的にはリターンを高めることができるだろう。だが、必ずしも投資家に勝ち目があるとは限らない。再びバブルが膨らめば、孫氏の無鉄砲ぶりがまたもや頭をもたげてくる可能性がある。  ソフトバンクが8日発表した4-6月期(第1四半期)決算は、純損失が3兆1627億円と、四半期ベースで過去最大の赤字に落ち込んだ。