ソニーが2位
ESG項目でも高評価

 2位のソニーは、SDGsゴール別評価で「4.質の高い教育をみんなに」が6位。ESG項目では、「国際化が進んでいる」が260社中2位、「科学技術の発展に貢献している」が3位と評価が高かった。また、SDGs関連の情報入手経路(※4)で、「新聞や雑誌の記事」で得た人が260社中で最も高かった。

 ソニーグループでは今年6月に、バリューチェーン全体で温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの目標を、これまでの50年から40年へと10年前倒しすることを発表している。

(※4)「各社のSDGsに関する情報は主にどこで入手しましたか」の設問に対し、「テレビ番組やニュース」など12の媒体(入手経路)の中から選んでもらった(複数回答可)。本記事の表には記していない。

 田中社長は、「この業種グループには、一般消費者の馴染みが薄いBtoB企業が多いことから、SDGs評価の順位が高くない企業も多いが、その一方で、各社を認知している人を対象とした集計においては、横川電機が260社中3位、ミネベアアツミが12位となるなど、ステークホルダー(消費者、労働者、株主、専門家、債権者など)からは高い評価を得ている企業も少なくない」と結論づけた。

(フリーライター 西嶋治美)