小さな会社や個人商店が今すぐ売上をあげようと思った時、どの販促ツールから作ればいいのか?『「A4」1枚チラシで今すぐ売上をあげるすごい方法 「マンダラ広告作成法」で売れるコピー・広告が1時間でつくれる!』(ダイヤモンド社刊)では、販促コンサルタントの岡本達彦氏が、今すぐ売上をあげるために必要な「A4」1枚チラシを誰でもつくれる「マンダラ広告作成法」という新しい販促手法を公開。小さな会社が、今すぐ売上をあげられるすごい方法がわかると好評だ。本連載では、同書より一部抜粋、加筆して特別に公開します。
日本人が強みと思う事と、外国人が強みと思う事は違う
前代未聞の急激な円安が進んでいます。そのため、苦しんでいるお店や会社は多い事でしょう。
しかし、こんな時だからこそまだまだやれる事はあります。それは自社の強みを見直す事です。
なぜなら、売れる要因が変化しているので、強みを見直す事で、新たな売れるチャンスが見つかるかもしれないからです。
一体どういうことでしょうか? わかりやすく外国人観光客の例で説明しましょう。
円安のため、お得感を感じて多くの外国人観光客が日本に訪れています。日本人が凄い(強み)と思う事と、外国人が凄い(強み)と思う事は、当然違います。
例えば、コンビニでアイスコーヒーが買えるのを凄いと思っている外国人がいます。しかし、日本人ならコンビニでアイスコーヒーが買えるのを凄いと思っている人は、ほとんどいないでしょう。
このようにターゲット(対象)が変われば、強みも変わります。ですから、今こそ強みを見直してみるべきなのです。
しかし、どうやって強みを見直したらいいのか? そこでマンダラ広告作成法の出番なのです。
発想マンダラを見ながら、自社の強みを見直してみる
マンダラ広告作成法はもともと、簡単に売れる「A4」1枚チラシやランディングページを作るために考えられた手法です。
左側にある発想マンダラは、様々な売れる要素を見つけ出すための質問とキーワードが入っています。
それを見ながらあれこれ考えていく事で、今まで思いつかなかった売れるための要素を見つけることができるのです。
例えば、強みを見直すであれば、2番目の考える所に「②ライバルより勝っている所は?(こだわりや目新しさでもOK)」という質問とともに、
・素材(材料・内容)
・技術(作り方・やり方)
・ヒト(作った・やる人)
・所持(道具・仲間)
・ルート(仕入れ)
・使い道
・対応(フォロー)
・特典
といったヒントを引き出すための参考キーワードが入っています。
何もないところから考えるのは大変ですが、上記のような質問や参考キーワードがあれば、アイデアを閃きやすくなるでしょう。
今回は強みで説明しましたが、他にも対象、便益、証拠、不安対策、行動喚起などなど、見直せるところは数多くあると思います。
マンダラ広告作成法の左側の発想マンダラを見ながら、ぜひ、自社の強みを見直してみてください。きっと円安でも売れるためのヒントがたくさん見つかるでしょう。
株式会社アカウント・プラニング代表取締役
販促コンサルタント
広告制作会社時代に100億円を超える販促展開を見て培った成功体験をベースに、難しいマーケティングや心理学を勉強しなくてもアンケートから売れる広告を作る広告作成手法を日本で初めて体系化する。業界を問わず、お金をかけないで簡単にでき、即効性もあることから、全国の公的機関、経済団体、フランチャイズ本部からセミナー依頼が急増し、社内に仕組みとして取り入れたいという会社からのコンサルティング依頼は後を絶たない。著書にアマゾン上陸15年「売れたビジネス書50冊」にランクインし、販促書籍のベストセラーとなった『「A4」1枚アンケートで利益を5倍にする方法 チラシ・DM・ホームページがスゴ腕営業マンに変わる! 』(ダイヤモンド社)などがある。