――筆者のジェームズ・マッキントッシュはWSJ市場担当シニアコラムニスト ***  何にでもゲームストップ的な要素は少しある。米ゲームソフト小売り大手の同社をはじめとする「ミーム(はやりネタ)株」は2021年初め、既存の投資家を圧倒し、数週間で1000%余り上昇するなど一般的な財務分析からかけ離れた値動きを見せた。株価にとって重要だったのは、株価収益率(PER)や自社製品の獲得可能な最大市場規模ではなく、米人気オンライン掲示板「レディット」から情報を得た個人投資家の資金を集められるかどうかだった。  レディットは再びほぼ無関係になっている。