2023年株価「米経済軟着陸」なら3万円台、景気後退なら2万5000円割れもPhoto:PIXTA

FRB、ECBとも利上げペース減速
金利高止まり、景気後退のリスクも

 2022年の株式市場は、世界的なインフレ長期化と金利上昇の影響を大きく受けた。

 米FRB(連邦準備制度理事会)は景気や雇用を犠牲にしてもインフレ退治を優先して大幅利上げを進めたほか、ECB(欧州中央銀行)や英イングランド銀行など、世界中の中央銀行が大幅な利上げに動いた。

 12月20日には、日本銀行が、イールドカーブコントロール(長短金利操作)の長期金利誘導目標の上限を引き上げる実質利上げに踏み出し、市場が動揺し株価が急落する場面もあった。

 23年の株価はどうなるか。

 FRBは12月のFOMC(連邦公開市場委員会)で利上げ幅を0.5%に縮小、ECBも政策金利の引き上げを0.5%と利上げペースを鈍化させ、局面は変化の兆しだ。日銀も当面は「緩和縮小」と市場が受け止めるような追加措置は取らないとみられている。

 日経平均株価は、インフレ沈静化で米経済の軟着陸が見通せれば、米国株上昇と連動して23年春には3万円台回復が予想できる。

 だが、インフレや金利高止まりで米国の景気後退や円高のリスクが顕在化すれば、一時2万5000円を割る可能性もある。