――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 *** 昨年はヘルスケア業界の合併・買収(M&A)にとって重要な一年になるはずだった。 一方には資金力のある大手製薬企業がいて、2000億ドル(約26兆8600億円)規模の「特許の崖(パテントクリフ)」(新薬の特許切れで売上高が落ち込むこと)をにらみ、もう一方では、市場低迷で評価額の下がった資金繰りの苦しい中小バイオ医薬品メーカーが数多く控え、割安な資産を提供する予定だった。 だがふたを開けてみると、2022年は比較的低調だった。

――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 *** 昨年はヘルスケア業界の合併・買収(M&A)にとって重要な一年になるはずだった。 一方には資金力のある大手製薬企業がいて、2000億ドル(約26兆8600億円)規模の「特許の崖(パテントクリフ)」(新薬の特許切れで売上高が落ち込むこと)をにらみ、もう一方では、市場低迷で評価額の下がった資金繰りの苦しい中小バイオ医薬品メーカーが数多く控え、割安な資産を提供する予定だった。 だがふたを開けてみると、2022年は比較的低調だった。