軍事アナリストによると、ロシア軍は占領下のウクライナで基本的なミスを繰り返し、自軍兵士を危険にさらしている。ウクライナ軍の大砲の射程内にあるにもかかわらず、自軍部隊の集中地域で携帯電話を使用停止にしなかった、などのミスを犯しているという。直近の事例では、ウクライナ東部ドンバス地域のマキイフカ市で、ロシア軍動員部隊の拠点がウクライナ軍に破壊されたケースが挙げられる。米国の駐欧州陸軍の元司令官で、開戦以来ウクライナでのロシアの作戦に批判的なベン・ホッジス氏は「ロシア軍は学習する組織ではない」と指摘。「学ぶためには、まず自分が間違っていたことを認める必要があるが、そのような文化はない」と述べた。ロシア国防省は2日、数百人の新規動員兵が集結していた訓練拠点が昨年12月31日に砲撃を受け、兵士63人が死亡したと発表した。米国がウクライナに供与した高機動ロケット砲「ハイマース」による攻撃だという。ロシア軍とつながりがあるテレグラムチャンネル「リバル(Rybar)」は3日、この攻撃で「100人超のロシア兵が死亡した」と述べた。
ロシア軍のミス、ウ駐留部隊を危険にさらす=軍事専門家
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