中国はここ数年にわたる攻撃的な「戦狼外交」の軌道修正を図っており、米国の事情に精通する謝鋒外務次官を次期駐米大使に任命する見通しだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。  背景には、冷え込んだ米国との関係を安定させ、新型コロナウイルスへの対応などで低下した国際社会での中国の地位を回復する狙いがある。外務省の事情に詳しい関係筋が明らかにした。  中国のこうした変化は外交人事の顔ぶれに現れ始めており、硬軟織り交ぜた敏腕のベテラン外交官を複数の主要ポストに任命している。