
中国国内の観光名所が大混雑
中国はいま、春節(旧正月)期間中だ。大型春節連休はまもなく終わりを迎えるが、普段、春節期間というのは大みそか(今年は1月21日)から「元宵節(げんしょうせつ)」(今年は2月5日)までとする。旧暦の新年に入ってから最初の満月の日(旧暦1月15日)を祝う元宵節で春節期間が正式に終わる。
今年の春節は中国の国民にとっては、新型コロナウイルスの感染拡大以来、初めて自由に行動できる大型連休だ。これまでの3年間続いてきた、いろいろな不条理な制限や隔離などでたまりにたまった不満と鬱憤を発散するために、人々は一気に旅行に出た。
安徽省の黄山、陝西省の兵馬俑、湖南省の張家界、雲南省のシーサンパンナなど有名な観光地では、殺到した観光客の接待に久しぶりにうれしい悲鳴が響き渡っている。