――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  日産自動車と仏ルノーの不幸せな結婚が新たな段階に入ったことで、希望がふくらむ一方、面倒な問題はまだ手付かずで残っている。  日産とルノーは30日、不協和音の絶えないグローバルアライアンスの要である株式持ち合いを見直すと発表した。ルノーは保有する日産株の過半数を信託会社に移し、いずれ売却する。移管する株式に議決権は伴わない。両社とも相互の出資比率は実質的に15%となり、議決権もそれぞれ15%持つことになる。