米ネット小売り大手アマゾン・ドット・コムが2日発表した10-12月期(第4四半期)決算は、売上高が予想を上回った。だが、リセッション(景気後退)懸念が消費者・企業の支出を抑える中、eコマースサービスとクラウド事業の伸びが鈍化した。売上高は前年同期比9%増の1492億ドルで、市場予想を上回った。1-3月期については1210億~1260億ドルを見込む。ファクトセットがまとめた市場予想は約1251億ドルだった。純利益は前年同期の143億ドルに対し3億ドル。前年は新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブの投資に絡む利益およそ120億ドルを計上していた。アマゾンの成長をけん引してきたアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、増収ペースが20%に鈍化した。これはアマゾンがAWS単体の業績の公表を開始して以降、最も低い伸びとなる。
アマゾン、10-12月は9%増収 クラウド事業の伸び鈍化
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