毎月の保険料はいくら払っていますか?
過不足なく準備できていますか?
私の知る限り、ちゃんと理解して必要な分だけ加入している人は少なく、「ムダな保険料を払っている」人が圧倒的に多いと感じています。
「必要な保険に必要な保障分だけ加入する」ことで、毎月の保険料を削減することができます。その浮いたお金を、老後の資産形成に回せるように、これからのお話をしっかり理解してください。
まずは生命保険の概要を改めて知っておきましょう。みなさんがイメージしやすい「掛け捨て型」と「貯蓄型」に分けて整理してみます。
「掛け捨て型保険」は
満期金や返戻金がない保険
掛け捨て型保険とは、文字通り保険料は掛け捨てで満期金や返戻金のない(あるいはあっても少額)の保険のことです。代表的なのは「定期保険」です。
定期保険は一定期間のみを保険期間とする死亡保険で、保険期間中に亡くなった場合や高度障害状態になった場合に死亡保険金が支払われます。高度障害状態とは、病気やケガによって著しく身体の機能が損なわれた状態のことで、両目の視力や言語、そしゃくの機能を完全に永久に失ったものなどが該当します。
保険期間は10年、20年などの年数で決めるタイプと、60歳満期、65歳満期と満了時の年齢で決めるタイプがあります。