「収入保障保険」という保険もあります。この保険は、亡くなったり高度障害状態になったりした場合に、保険期間が終わるまで毎月(あるいは毎年)一定の金額を継続して受け取ることができる死亡保険です。毎月の給料のようなイメージで決まった金額を受け取れることに特徴があります。
また、病気やケガなどで治療を受けた際に、その費用を保障する「医療保険」も掛け捨て型です。がんと診断された時や、がんで入院・治療をした時に給付金を受け取れる「がん保険」もあります。
「貯蓄型保険」は
満期や解約時にお金が戻る保険
保険期間の満了時に満期保険金を受け取ったり、解約した時に解約返戻金を受け取ったりすることができる保険が貯蓄型保険です。代表例は「終身保険」です。名前の通り生涯の保障があり、被保険者が亡くなった場合や高度障害状態になった場合に保険金が支払われます。
保険料を支払う期間は、一生涯払い続ける終身払いと60歳までなどの年齢や20年間など一定期間のものがあります。
「養老保険」も貯蓄型です。養老保険は、保険期間中に亡くなった場合は死亡保険金が支払われ、生存して満期(保険期間の満了)を迎えた場合は死亡保険金と同額の満期保険金を受け取ることができる保険です。
他にも、子どもの将来の教育資金を目的とした「学資保険」や、老後資金の一部とするための「個人年金保険」があります。個人年金保険は、60歳、65歳など契約時に設定した年齢に達すると年金を受け取ることができます。
貯蓄型保険の保険料は
割高で全然お得ではない
それぞれの特徴を説明しましたが、両者を比較すると「掛け捨て型より貯蓄型保険のほうがお得では?」と思う人もいるかもしれません。掛け捨て型は文字通り保険料が掛け捨てになってしまってもったいない、でも、貯蓄型だと支払った保険料は自分のために積み立てられ、保障と資産形成の両方を兼ねていてお得……というわけです。