パトカー写真はイメージです Photo:PIXTA

強盗被害が連発して、不安な人も多いでしょう。賃貸でもマイホームの人でも全ての人がターゲットになり得る時代。安全に住むなら戸建てにすべきか、マンションにすべきか…住宅にポイントを絞って防犯対策を解説します。(防犯対策専門家 京師美佳)

振り込め詐欺から強盗に変化
家はどう守ればいいいのか

 昨今話題のグループ強盗。中には被害者が殺害された事案もあり、メディアで流れる詳細に不安な人も多いでしょう。

 最近の強盗事件は、振り込め詐欺から強盗に変化・移行したものでもあります。振り込め詐欺は、金融機関での注意喚起も強化されたおかげで、振り込む前に防ぐことができた詐欺事件も少なくありません。そこで、稼げなくなった振り込め詐欺グループが、家にお金があるとわかっているならば直接奪いに行けば良いとの考えに変化したのです。

 実行犯の募集はSNS。身近なTwitterなどで「#闇バイト」「#高額バイト」などの言葉で集めています。上層部は実行犯のことを駒のようにしか思っていないため、逮捕されれば新たに募集する。この形がマニュアル化されており、一つのグループ組織が逮捕されても、今後も全国的に被害が拡大していくことが考えられます。被害に遭わないためには備えです。

 では、どのように備えれば良いのでしょうか?賃貸でも戸建ての人でも全ての人がターゲットになり得る時代。安全に住むなら戸建てにすべきか、マンションにすべきか…住宅に関してはお金の話が先行しがちですが、命を守るために何を見ればいいのか解説します。