中国BYD「ATTO 3」、販売台数世界一のBEVメーカー主力車の実力【試乗記】スタイリングは伸びやかな印象。元アウディのデザイナーが担当したという。全長×全幅×全高4455×1875×1615
mmのボディサイズは日本でも使いやすい
中国BYD「ATTO 3」、販売台数世界一のBEVメーカー主力車の実力【試乗記】インテリアの造形はラウンディッシュ。センターディスプレイは横向き/縦向きが選択できる。室内は機能的なだけでなくカラーリングも含めお洒落な印象
中国BYD「ATTO 3」、販売台数世界一のBEVメーカー主力車の実力【試乗記】シートは合成皮革仕様。クッションに十分な厚味があり快適性は高水準
中国BYD「ATTO 3」、販売台数世界一のBEVメーカー主力車の実力【試乗記】ラゲッジ容量は後席使用時で440L。実用的な広さを確保する

随所に遊び心のあるデザイン
室内はルーミー

 デザインは、元アウディのデザイナーが担当したと聞いた。エアコン送風口、シフトレバー、ドアノブの造形やドアポケットのひも状アクセントなど、随所に遊び心のあるデザインが取り入れられているのが楽しい。

 室内はルーミー。車内の床面はフラットで、後席も含め十分な居住空間が確保されている。シートの厚みや作りもしっかりとしている。ウインカーレバーが日本車と同じステアリングコラム右側にあることに驚いた。いかに日本市場を重視しているかがうかがえる。荷室容量は後席使用時440Lと十分だ。

 ATTO 3は、独自開発による“ブレードバッテリー”を搭載した“e-Platform 3.0”を採用している。バッテリーは耐久性に優れ、充電を繰り返しても長い寿命を誇り、安全性も高いリン酸鉄リチウムイオン電池を採用。58.56kWhの容量により、485kmのWLTCモード航続距離を実現している。