保険ラボ

22年度3Q「営業力分析」
外貨建て商品が牽引

 生命保険各社の2022年度第3四半期決算が出揃った。

 対象となった22年10~12月は、本格的に「アフターコロナ」が始まった時期だ。22年9月26日から、新型コロナウイルス感染者の全数把握を簡略化。新規感染者数の増減に右往左往する日常からの脱却が進められてきた。

 一方で、22年10月初旬に1ドル144円台だった為替相場は、10月末に一気に150円まで円安が進み、その後12月末に131円台まで円高に戻るという、乱高下状況だった。

 こうした変化が多かった第3四半期の、生保各社の営業活動はどうだったのだろうか。次ページでは、大手生保の動向に加え、激しいシェア争いを繰り広げている代理店市場向け子会社を対象に、22年10~12月の3カ月間の営業力を分析。代理店市場では、ここ数年独走状態のメディケア生命保険を追い落とす勢いで急速に業績を伸ばす、老舗生保の子会社の存在感が高まっている。