――投資家向けコラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***  米シリコンバレー銀行(SVB)とシグネチャー銀行の経営破綻は、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者が来週21~22日開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを見合わせるべき二つの正当な根拠を示した。一方、14日発表された2月の米消費者物価指数(CPI)は、FRBがこれまで利上げ方針を堅持してきた理由を再確認させる内容だった。  今年に入り、FRBの金融政策を巡る投資家の見通しは大きく揺れ動いている。