そして今、マーケットでは「金融危機になるかもしれないので、米FRBは金利を上げられないのでは?」と考えられています。
では、こういった「これ以上金利が上げられない」場合、どういった投資が優位性を持つのでしょうか。
有価証券投資において
必ず知るべき2つの常識
金利がこれ以上、上げられない場合、2つの優位性のある投資があると思います。
まさにこういった外債投資とナスダックなどのグロース系の株式投資です。
その前に有価証券投資をする上で、ゼッタイに知らなければいけない常識を2つご紹介します。
第一は「金利と債券価格は反比例する」ということです。「金利が上がれば債券価格は下落」し、「金利が下がれば債券価格は上昇」します。理由に関しては省略しますが、投資をする上で覚えておいたほうがいい知識です。
ここ最近は米FRBの高速利上げにより金利が上昇しましたので「債券価格は下落」という大体のイメージを持ってください。要は債券投資に関しては「金利が高いときに投資をすると、金利低下時に債券価格は上昇するので、キャピタルゲインとインカムゲイン両方でおいしい投資になる」ということです。
一方で金利が高くても新興国通貨に関しては、為替の変動が激しく、投資が難しい通貨(トルコリラなど)もあるのでご注意ください。
第二はバリュー株とグロース株の話です。
バリュー株とは言葉のイメージの通り「割安な株」で、企業価値よりも株価が割安な企業です。銀行株などは代表的な銘柄といえるでしょう。
一方でグロース株は「成長率が高そうな会社の株」のことです。