儲かる農業 下剋上#10写真:空浮ストロベリーガーデン

ダイヤモンド編集部が面積当たりの収益性に注目して選ぶ「中小キラリ農家」を今年も発表する。1位となったのは、大手不動産会社ヒューリックが出資する革新的なイチゴ農家だ。特集『儲かる農業 下剋上 ピンチをチャンスに』の#10では、小さくとも高収益経営を実現する個性派農家たちの躍進の秘訣を探る。(ダイヤモンド編集部 村井令二)

30~40代の個性派農家が上位に!
アイデアで高収益を実現

 ダイヤモンド編集部の恒例企画「中小キラリ農家」は、「担い手農家アンケート」の回答者の経営データを、面積当たりの収益性や成長性などの観点から評価し、ポイントを付与してランキングしたものだ。

 中小キラリ農家ベスト22には30~40代中心の個性派が並ぶ。栽培する農産物では、イチゴ、レモン、キウイフルーツ、ミニトマトなど定番品のほか、ニンニク、鴨、名古屋コーチンなどマイナーな作物が多かった。

 次ページでは、「中小キラリ農家ベスト22」を大公開。そこで1位になった革新イチゴ農家の戦略に迫ってみよう。