
PHOTO: KENNY WASSUS/THE WALL STREET JOURNAL
――筆者のジョアンナ・スターンはWSJパーソナルテクノロジー担当コラム二スト
***
チャットGPTが分別のないレオおじさんなら、グーグルのBard(バード)は品行方正なマーサおばさんだ。ほら、ソファーにビニールカバーをかけてるあのおばさん――。
アルファベット傘下のグーグルは21日、人工知能(AI)を活用したチャットボット(自動会話プログラム)「Bard」を公開した。オープンAIの「チャットGPT」やマイクロソフトの「Bing(ビング)」――オープンAIの技術を搭載している――と同じく、Bardも指示を入力すると、人間がスマートフォンでやりとりするメッセージよりおそらくましな文章を出力する。Bardは質問に答えることも、メールを下書きすることも、就寝前の読み聞かせも、新聞のコラムを執筆することすらできる。