文系学生の就職注目企業の傾向
営業でキャリアップを目指す

 文系学生が注目する企業には、どのような傾向があるのだろうか。

 4位以下にはサイバーエージェント、キーエンスが入っており、営業職種を有する企業がランキング上位になりやすい傾向が見られた。

 オープンハウスの最大の強みは人海戦術だ。土地の仕入れや住宅販売などで足を使った営業活動を展開し、その結果が給料や昇進昇格にダイレクトに反映する。新卒総合職は2年目で平均年収648万円(最高年収1314万円)、5年目で平均年収953万円(最高年収2100万円)を目指せるという報酬制度が、人気が高い要因の一つになっている。

 またサイバーエージェントでは、半年に一度、チーム全員で組織目標を決める「プロジェクトレポート」と呼ばれる施策を実施。他にも人材の適材適所やスキルアップなど人材育成の仕組みを整えており、かつて日本一モチベーションの高い組織という評価を受けたこともある。文系からエンジニアになる道も拓かれている。

 文系学生に共通して見える傾向は、営業職を通じて着実に収入を増やすこと。加えて、実績を作りながら次のキャリアアップを狙っているということだ。

 学生たちが興味を持つのは、必ずしも大企業・有名企業ばかりではない。注目される企業には理由がある。企業選びに迷っている学生は、こうした口コミも参考にするといいだろう。

(本記事はOpenWork[オープンワーク]からの提供データを基に制作しています)

>>文系学生が選ぶ、就職注目企業ランキング2023【完全版】を読む