直近入試で、中堅校を含めて軒並み志願者数が増加し、本格的な中学受験ブームが到来した東海エリア。特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾&小学校』(全29回)の#7では、東海エリアの最新事情を、入りやすいのに大学進学実績が良い中高一貫校ランキング【東海・その他版】とともにお届けする。(ダイヤモンド編集部編集委員 竹田孝洋、同編集部 野村聖子)
愛知で中学受験数が8年連続増加
崩れ行く「公立高校王国」の牙城
「愛知県は絶好調」──。
日能研東海企画情報部の藤原康弘氏は、東海地区における2023年の中学受験をこう総括する。
東海地区全体の中学受験者数はほぼ前年並みだったが、愛知県だけで見れば8年連続で増加しており、少子化傾向にもかかわらず23年も前年比2.1%増と堅調に推移している(下図参照)。
藤原氏によると今年最大のトピックは、中堅校の受験者数が増加したことだ。
次ページからは、名古屋女子御三家SSK(椙山女学園、愛知淑徳、金城学院)の優勝劣敗など、東海地区における主要中学の2023年度入試結果をお届けするとともに、偏差値はそれほどでもなく入りやすいのに大学受験に強いという“レバレッジ”が利く、お得な中高一貫校が見つかる、「お得な中高一貫校ランキング【東海・その他エリア】2024入試版」を掲載しよう。