米連邦準備制度理事会(FRB)は3日まで開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0.25ポイント引き上げ5~5.25%とすることを決め、同時に利上げの打ち止めを示唆した。インフレ抑制を狙った利上げは10会合連続で、政策金利は16年ぶりの高水準に達した。FRBは政策声明で、3月会合時に記した「幾分の追加的な政策引き締めが適切になると想定している」という文言を削除。今後利上げを停止する可能性をにじませた。この日公表した政策声明では「インフレを徐々に2%に戻すのに適切な追加の政策引き締めの程度を見極める上で」、経済・金融市場の動向とこれまでの利上げの累積的な効果を注視すると述べた。
FRBが0.25ポイント利上げ、打ち止め示唆
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