生成画像を編集したりオリジナルモデルを作成したりできる「Leonardo.Ai」

 無料プランでもある程度使えて、商用利用が可能な「Leonardo.Ai」もお勧めだ。料金プランは月額12ドルのApprentice、月額30ドルのArtisan、月額60ドルのMaestroが用意されている。筆者はApprenticeプランを契約している。

 まずは、ホームページ(https://leonardo.ai/)の「Get Early Access」をクリックし、メールアドレスを入力して、利用申請をしよう。「You're In!」というメールが来たら、ログインできるようになる。

「Leonardo.Ai」は多様な絵柄が用意されており、筆者は柴犬の彫刻や幻想的な風景などを生成して、いろいろと楽しんでいる。ややファンタジーやアニメ寄りの絵柄が得意で、ビジネスでの使いどころに悩んでしまうかもしれない。今回は汎用性の高い、「DreamShaper v5」というモデルを利用してみる。

「Leonardo.Ai」のUI。さまざまなモデルを利用できるのが特徴。今回は汎用性の高い、「DreamShaper v5」というモデルを使ってみる「Leonardo.Ai」のUI。さまざまなモデルを利用できるのが特徴。今回は汎用性の高い、「DreamShaper v5」というモデルを使ってみる 拡大画像表示

 うっそうとした森の中を人が歩いている風景を描写してみる。Midjourneyのときと同様に、ChatGPTに指示だけ出してプロンプトを作成してもらい、「Leonardo.Ai」にコピー&ペーストする。いい感じの画像ができたが、ちょっと想像より人物が大きい。しかし、プロンプトを調整して人物を小さくしようとすると、ディテールが失われてしまう。

ChatGPTでプロンプトを生成する。Midjourneyで使ったプロンプトを使い回し、「###シーン」を書き換えるだけでOKChatGPTでプロンプトを生成する。Midjourneyで使ったプロンプトを使い回し、「###シーン」を書き換えるだけでOK 拡大画像表示

 そこで、「AIキャンバス」機能を利用して調整してみる。生成した画像を修正したり、キャンバスを拡大したりすることができる。画像を拡大するのではなく、背景を塗り足していくことができるのだ。例えば、人物写真を生成したときに頭が見切れているとか、今回のように背景をもっと描写したいときに便利だ。

 生成した画像をクリックして、「Edit in canvas」をクリックする。拡大するフレームサイズを選択し、プロンプトを入れて「Generate」すれば書き足される。プロンプトに「車」と入れれば、車が表示されるが、不自然になりがちなので要素を加えるときは、画像生成からやり直した方がいいかもしれない。

 解像度やアスペクト比は画面左側の「Image Dimensions」で設定できる。画像生成後、さらに解像度を高めたい場合は、「Creative Upscale」機能を利用する。トークンは消費するが、単なる拡大ではなく、さらに精細な画像として高解像度化してくれる。

いい画像だが、もっと背景の森の描画を増やしたい。そこで、画像を選択し「Edit in canvas」をクリックするいい画像だが、もっと背景の森の描画を増やしたい。そこで、画像を選択し「Edit in canvas」をクリックする 拡大画像表示
書き足したい部分にフレームを合わせて「Generate」をクリック。人物の右側の背景を書き足す書き足したい部分にフレームを合わせて「Generate」をクリック。人物の右側の背景を書き足す 拡大画像表示
いい感じなので「Accept」をクリックし、左側にも書き足してみるいい感じなので「Accept」をクリックし、左側にも書き足してみる 拡大画像表示
大自然の中を歩く小さな人間の画像が生成できた大自然の中を歩く小さな人間の画像が生成できた 拡大画像表示