Photo:Stable Diffusion＋Tomonori Yanagiya
ChatGPTはあなたの仕事を手伝ってくれる秘書のようなものだ。「よく分からない」という人は、とりあえず一回自分の仕事をChatGPTに手伝わせると、何が得意で何が苦手なのかが理解できるはず。特集『ChatGPT完全攻略 最新・仕事術革命の決定版』の＃2ではプレゼンテーションのスライド作成や日報書きなどの作業を手伝ってもらったが、＃3ではChatGPTに「メール代筆」「旅行プランニング」を代行してもらう様子をお見せしよう。（ITライター 柳谷智宣）
「週刊ダイヤモンド」2023年6月10日・6月17日合併号の第1特集を基に再編集。肩書や数値など情報は雑誌掲載時のもの。
メールの文面を
3種類考えてもらう
ChatGPTに手伝ってもらうとはかどる仕事はいろいろあるが、中でもChatGPTが得意な作業の一つが「メールの文面を考えること」である。特に「どう書くべきか考えると悩む」「文面を考えるのが大変」といった気が重いメールを任せると、作業はあっという間に終わり、気持ちもラクになる。
謝罪や注意など、気を使うメールを送るのは地味にストレスがかかるものだ。そういう仕事こそ、ChatGPTに任せてしまおう。必要な要素をChatGPTに教えれば、あとはうまい具合に要素やニュアンスを足して書いてくれる。
また、英文メールの作文も得意だ。翻訳専門サービスで直訳するよりも、不思議と文脈や雰囲気が相手に伝わりやすい文章になる。ある程度フォーマルなメール文だけでなく、適度にカジュアルなチャット用の文を書くのもかなり上手なので、外国語でやりとりをする時はChatGPTに任せてみることをおすすめする。
次ページ以降では、ChatGPTを秘書代わりに使いこなす具体的なノウハウをお伝えしよう。ChatGPTへの指示文である「プロンプト」の具体例も数多くご紹介していく。
